しょうがの効いた甘辛いタレが絶品の生姜焼き(º﹃º)
晩ごはんにおかずとして出てきたらテンション上がりますよねー!
そんな生姜焼きは日本の定番のおかずですが、おうちで作ろうとしてレシピを見た時に、お肉に片栗粉や小麦粉をまぶしたり、振りかけたりするレシピ結構見かけますよね。
生姜焼きに片栗粉や小麦粉を使う理由や、どっちを使うか悩んだ時の使い分け方などを調べてみました!
- 生姜焼きに片栗粉や小麦粉をまぶす理由
- 片栗粉と小麦粉の違いと使い分け
- 上手な粉のまぶし方
- 片栗粉や小麦粉がなくても美味しい生姜焼きを作るコツ
生姜焼きのレシピを見ると、お肉に小麦粉や片栗粉をまぶす工程があるもの、結構ありますよねー!
これは、ただやみくもにやっているのではなく、ちゃんと理由があったんです。
片栗粉や小麦粉をまぶすと、どんなメリットがあるのか調べてみました!
タレが絡みやすくなる
小麦粉や片栗粉をまぶすと、お肉にトロミがついて、タレが絡みやすくなります。
これは、小麦粉や片栗粉が水分と反応して、とろみを出す性質があるからです。特に、片栗粉はでんぷんの含有量が高く、水分と熱を加えるとすぐにとろみが出ます。
小麦粉もでんぷんが含まれていますが、たんぱく質も含まれているので、とろみは弱めです。
お肉に肉汁を閉じ込める
小麦粉や片栗粉をまぶすと、お肉の保水効果も高まります。
お肉の表面に粉がつくと、お肉の水分が外に出にくくなります。
これは、粉がお肉の水分を吸収して、お肉の表面をコーティングするからです。
お肉の水分が逃げないということは、お肉の旨みも逃げないということです。お肉がしっかりと肉汁を閉じ込めて、生姜焼きがジューシーにしあがりますよ!
味がしっかりつく
小麦粉や片栗粉をまぶすと、お肉の下味をつけなくても、味がしっかりつきます。
これは、トロミと保水効果のおかげです。
トロミがつくと、タレがお肉に絡みやすくなります。保水効果があると、お肉が柔らかくなります。
柔らかいお肉は、タレの味を吸収しやすくなります。つまり、小麦粉や片栗粉をまぶすと、お肉にタレの味がしみ込むということです。
片栗粉や小麦粉をまぶすと、とろみがついて味がしっかりつくんだね!
肉汁を閉じ込めてジューシーに仕上がるのも嬉しい!(^^)!
生姜焼きを作ろうと思ったんだけど、レシピ本には『小麦粉』って書いてあるし、ネットのレシピサイトには『片栗粉』って書いてある…どっちを使えばいいの?
レシピを見ると、片栗粉を使っているものもあれば小麦粉を使用しているものもあって、どっちを使えばいいのか悩んでしまいますよねー(´・ω・)
片栗粉と小麦粉を使った時の違いを調べてみたよー
サクッとカリカリに仕上げるなら片栗粉
片栗粉の主成分はでんぷんでできています。
でんぷんは、水分と結合するとトロミが出ます。そのため、片栗粉をまぶしたお肉は、サクサクとした食感になります。
また、片栗粉は、小麦粉よりも粒子が小さいので、お肉の表面に薄い皮を作ります。これにより、タレがより絡みやすくなります。
また、片栗粉をまぶしたお肉は、小麦粉に比べて焦げにくいという特徴があります。ただし、片栗粉は水分と反応してトロミが出るので、水分が多いとべたつきやすくなります。そのため、片栗粉をまぶしたお肉は、水分をしっかり切ってから焼く必要があります。
しっとりとした生姜焼きが好きなら小麦粉
小麦粉の主成分はたんぱく質とでんぷんでできています。
たんぱく質は、水分と結合すると粘りが出ます。そのため、小麦粉をまぶしたお肉は、しっとりとした食感になります。
また、小麦粉は、片栗粉よりも粒子が大きいので、お肉の表面に厚い皮を作ります。これにより、肉汁がより密閉されます。
小麦粉は、たんぱく質が含まれているため、高温で加熱するとメイラード反応という化学反応が起こります。この反応により、小麦粉は色が変わったり香ばしくなったりしますが、過剰に加熱すると焦げてしまいます。そのため、小麦粉をまぶしたお肉は、火加減に注意しながら焼く必要があります。
カリカリの生姜焼きに仕上げるなら『片栗粉』
しっとり柔らかな生姜焼きにしたいときは『小麦粉』を使おう!
先ほど、カリカリに仕上げるなら『片栗粉』しっとりと仕上げるなら『小麦粉』がおすすめとお伝えしましたが、お肉の種類やタレの味の濃さによってもどちらを使うかによって食感や味の感じ方に違いが出てきます。
お肉の種類や味の濃さで『片栗粉』と『小麦粉』のどちらがおすすめなのか、調べてまとめてみました!
お肉の種類によって使い分ける
お肉の種類によっても、小麦粉と片栗粉の効果が変わります。
生姜焼きでは豚肉のロースやしゃぶしゃぶ肉などの薄切りがよく使われますが、豚肉は比較的柔らかいので、小麦粉をまぶすとさらにしっとりします。
鶏肉などを使用して生姜焼きを作る場合は、鶏肉が比較的固いので、片栗粉をまぶすとサクサクになります。
牛肉はどちらでも美味しくできますが、脂身の少ない赤身を使用するときは小麦粉、脂身が多いお肉を使用するときは片栗粉が合います。
タレの濃さによって使い分ける
タレの濃さによっても、小麦粉と片栗粉の効果が変わります。
タレが濃い場合は、小麦粉をまぶすと味がしつこくなります。逆に、タレが薄い場合は、片栗粉をまぶすと味が薄くなります。タレの濃さは、お好みで調整できますが、基本的には、タレが濃い場合は片栗粉、タレが薄い場合は小麦粉が合います。
下味の有無によって使い分ける
下味の有無によっても、小麦粉と片栗粉の効果が変わります。
下味がついている場合は、小麦粉をまぶすと必要以上に味が濃くなってしまう場合があります。逆に、下味をつけていない場合は、片栗粉をまぶすと味が薄くぼやけた印象の仕上がりになってしまいます。
下味の有無はお好みで決められますが、基本的には下味をつけている場合は片栗粉、下味をつけていない場合は小麦粉が合いますよー!
タレが濃い時や下味をしっかりつけているときは『小麦粉』
薄味のタレや下味をつけていない時は『片栗粉』を使うのがよさそうだね!
片栗粉をまぶしてやたんだけど、衣が固まってデコボコになっちゃった…片栗粉を上手にまぶすコツってあるのかな?
お肉に片栗粉や小麦粉をまぶすのって、意外と難しいですよねー(´・ω・)
スプーンですくって振りかけてもかたまってかかっちゃって、全体にうまくなじまないし、めんどくさくて袋から直接ふりかけようとしたら、ドバ――って大量に出ちゃったり(;^ω^)
そこで、片栗粉や小麦粉を上手にまぶすコツをリサーチしてみました!
粉は薄くまぶす
小麦粉や片栗粉は、お肉に薄くまぶすのがコツです。粉が厚くなりすぎると、お肉の表面がブヨブヨになったり、タレが絡まなくなったりします。
◆ 茶こしを使う ◆
粉をまぶすときには、お肉を一枚ずつ広げ茶こしを使って茶こしを使ってサッと薄づけすると、きれいにコーティングできます。
◆ 袋を利用する ◆
小さめの袋などを利用しても上手に粉をまぶすことができます。
お肉と粉を入れたら空気を大量に入れた状態で入り口を手で押さえます。この状態でシャカシャカ振る事で簡単に粉をまぶすことができます。全体にまぶしたら、余分な粉をはたいて落としましょう。
粉をまぶす前に筋を切っておくと、肉の縮みを防ぐことができますよー
粉をまぶしたらすぐに焼く
小麦粉や片栗粉は、水分と反応してトロミや粘りが出ます。そのため、粉をまぶしたお肉を放置しておくと、粉が水分を吸ってべたついたり、固まったりします。粉をまぶしたら、すぐにフライパンで焼くのがおすすめです。
焼くときには、油を少量ひいて中火で両面を焼きます。小麦粉は焦げやすいので、火加減に注意しましょう。
きれいに薄く粉をまぶすには、茶こしや袋を使うとうまくできそうだね!
片栗粉も小麦粉も切らしちゃった…
無くても美味しく生姜焼き作れるかな?
お野菜もお肉も切り終わって、いざ粉をまぶそうとしたらちょうど切らしてることって結構ありますよね(´・ω・)
そういうときに限って買い置きもしてなくて、片栗粉も小麦粉も両方きらしてるんですよね…
そこで、片栗粉や小麦粉がなくても美味しく生姜焼きを作るポイントを調べてまとめてみました!
手元にどちらもない時は参考にしてみてくださいね!
お肉に下味をしっかりつける
片栗粉や小麦粉をまぶさないで生姜焼きを作る場合は、お肉にしっかり下味をつけることが大切です。
下味をつけると、お肉に味がしみ込みます。
下味には、醤油、みりん、酒、砂糖、おろし生姜などを使います。下味をつける時間は、お好みで調整できますが、長くつけすぎるとお肉が固くなるので注意しましょう。
お肉を焼く前に水分を拭き取る
お肉を焼く前に水分をできるだけ拭き取るようにしましょう。
水分を拭き取ると、お肉がカリッと焼けます。
逆に水分を拭き取らないと、お肉が煮えてしまってタレがのらなくなります。
水分を拭き取るときは、キッチンペーパーなどを使って、優しく押さえるようにしましょう。
タレを煮詰める
タレを煮詰めると味が濃くなりるので、その分お肉に絡みやすくなります。
タレを煮詰めるときは、醤油、みりん、酒、砂糖、おろし生姜などを使います。タレを煮詰める時間は、お好みで調整できますが、煮詰めすぎるとタレが焦げるので注意しましょう。
片栗粉も小麦粉もない時は下味をしっかりつけて、タレを煮詰めて絡ませるようにすると比較的美味しくできそうだね(‘ω’)ノ どうしてもない時は試してみよう!
今回の記事では
・生姜焼きに片栗粉や小麦粉をまぶす理由
・片栗粉と小麦粉の違いと使い分け
・上手な粉のまぶし方
・片栗粉や小麦粉がなくても美味しい生姜焼きを作るコツ
についてお伝えしてきました!
カリっとサクサクな生姜焼きに仕上げたいときは『片栗粉』、
しっとり柔らかい生姜焼きにしたいときは『小麦粉』を使ってみよう!